マンジャロ(チルゼパチド)はGLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用する新しいタイプの肥満治療薬です。 食欲抑制、満腹感の増加、血糖コントロールなどの作用により体重減少が期待できます。
オンライン診療やダイエット外来でよく聞かれる質問の一つが 「マンジャロは1ヶ月で何kg痩せますか?」 というものです。
結論からいうと、臨床試験のデータでは 1ヶ月(約4週)で体重の約2〜5%前後の減少 が一つの目安とされています。
ただしマンジャロは短期間で急激に体重を落とす薬ではなく、 数ヶ月かけて徐々に体重が減少していくタイプの治療 であることが特徴です。
肥満治療の大規模臨床試験(SURMOUNT試験)では、 マンジャロによる体重減少は次のようなペースで進む傾向が報告されています。
| 期間 | 体重減少の目安 |
|---|---|
| 4週間 | 約2〜5% |
| 3ヶ月 | 約8〜12% |
| 6ヶ月 | 約15%前後 |
| 1年 | 約20%前後 |
※試験条件や用量によって結果は異なります
このように、マンジャロは 時間とともに減量効果が大きくなる ことが特徴です。
そのため1ヶ月時点で体重が大きく減っていなくても、 治療が失敗しているとは限りません。
体重減少は「%」で考えるとわかりやすいですが、 実際には「何kg痩せるか」で知りたい人が多いと思います。
| 体重 | 2%減少 | 5%減少 |
|---|---|---|
| 70kg | 1.4kg | 3.5kg |
| 80kg | 1.6kg | 4kg |
| 90kg | 1.8kg | 4.5kg |
| 100kg | 2kg | 5kg |
例えば体重80kgの人の場合、 1ヶ月で約1.6kg〜4kg程度の減量が 目安になる可能性があります。
マンジャロの体重減少は次のような 「ゆるやかなカーブ」を描くことが多いです。
| 期間 | 体重減少のイメージ |
|---|---|
| 1ヶ月 | 体が薬に慣れる期間 |
| 3ヶ月 | 食欲抑制が安定してくる |
| 6ヶ月 | 体重減少がはっきり出てくる |
| 12ヶ月 | 最大効果に近づく |
マンジャロを開始して最初の1ヶ月は、 体重が大きく減らないケースも多くあります。
その理由にはいくつかあります。
実際の診療では、次のようなパターンがよく見られます。
マンジャロの効果には個人差があります。
次のような要因が体重減少に影響します。
こうした人では、GLP-1作用による 食欲抑制効果が強く出やすいとされています。
Q. 1ヶ月で10kg痩せることはありますか?
通常はほとんどありません。 短期間で大きく体重が減った場合は、 水分変化などの影響の可能性があります。
Q. 1ヶ月で体重が減らない場合は?
食事内容、用量、生活習慣などを 医師と相談することが重要です。
Q. 運動は必要ですか?
必須ではありませんが、 軽い運動を取り入れると 体重減少が進みやすくなることがあります。
マンジャロの1ヶ月の体重減少は 体重の約2〜5%が目安とされています。
ただしマンジャロは 数ヶ月かけて体重減少が積み上がる薬 であり、1ヶ月で大きく痩せない場合でも 治療がうまくいっていないとは限りません。
体重減少のペースは個人差が大きいため、 医師と相談しながら継続することが重要です。