マンジャロの効果発現の仕組み|GLP-1・GIPは体内で何をしている?
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用する 「ツインインクレチン」と呼ばれるタイプの薬剤です。 ここでは、なぜ食欲が落ちやすいのか/なぜ体重が変わっていくのかを、 “体内で起きている流れ”として整理します。
※本記事は一般的な情報提供です。適応・用量・継続は診察で判断されます。
結論:血糖・食欲・胃の動きに同時に働きかけ、行動変化→体重変化につながる
体重は、薬が直接「脂肪を燃やす」というよりも、 食欲・満腹感・食後の体の反応が変わることで、 “食べ方が変わる”→“積み重ねで体重が変わる”という順で動くことが多いです。
- 食後のホルモン反応(インクレチン)に近い方向へ調整
- 血糖に応じたインスリン分泌を促す(血糖改善)
- 胃排出や中枢の食欲に関わり、食事量が変わる
まず押さえる:GLP-1 と GIP って何?
GLP-1(ジーエルピーワン)
食事を摂ると腸から分泌され、血糖を下げる方向に働くホルモンの一つです。 一般に、血糖に応じたインスリン分泌や、 満腹感・食欲に関わる働きが知られています。
GIP(ジーアイピー)
同じく食後に分泌されるホルモンで、血糖・代謝に関わるシグナルを持ちます。 チルゼパチドはこのGIP受容体にも作用するのが特徴です。
マンジャロ(チルゼパチド)が体内で起こす“4つの変化”
1) 血糖に応じたインスリン分泌を促す(血糖改善)
インクレチン作用により、血糖が上がっている状況でインスリン分泌が促されやすくなります。 結果として食後高血糖が落ち着き、疲労感や強い空腹感の波が軽く感じる方もいます。
※糖代謝の状態や併用薬により感じ方は変わります。
2) 胃の動き(胃内容排出)に影響し、満腹感が続きやすくなる
食べたものが胃から腸へ移るスピードが変わると、 「すぐお腹が空く」が起きにくくなり、満腹感が長持ちすることがあります。 一方で、これが胃もたれ・吐き気の一因になる場合もあります。
3) 中枢(脳)に関わる食欲シグナルが変わり、間食が減りやすい
食欲は「胃の空き具合」だけでなく、脳の報酬系や習慣にも左右されます。 作用により「食べたい衝動」が落ち着き、間食・過食が減る方がいます。
- 「食べ始めたら止まらない」が起きにくくなる
- 甘いもの・脂っこいものが重く感じることがある
4) 結果として「摂取量」が変わり、体重に反映される
体重減少は、薬そのものの影響よりも 食欲・満腹感の変化 → 食行動の変化 → 摂取エネルギーの変化が積み上がって起きます。 そのため「いつから減るか」は個人差が大きく、週単位で上下しながら月単位で動くケースが多いです。
体重の流れを整理した記事:マンジャロはいつから痩せる?
「効いてるか不安」な時に見直すと整理しやすいこと
- 体重ではなく、まず食事量・間食回数が変わっているか
- 体重は週平均・月単位で見ているか
- 便秘・むくみ・月経周期などで“落ちにくく見える”状態がないか
- 液体カロリー(甘い飲料・アルコール)で相殺されていないか
- 睡眠不足・ストレスが食欲に影響していないか
オンライン診療で確認するとスムーズなポイント
- 開始後の「目標」を体重だけでなく行動で設定(間食・外食・飲酒など)
- 副作用が出た時の相談ルート(チャット/再診の目安)
- 料金は総額で確認(薬剤費+診察+配送など)
- 受け取りの流れ:お薬のお受け取り
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本ページは、提携医療機関である Chiaroクリニック に所属する医師の監修のもと、 医学的資料(添付文書・PMDA)に基づいて作成しています。
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